#121 Ruby Is Not Dying, Not Yet.
121 Ruby Is Not Dying, Not Yet.
Guest
Laurent Sansonettiさんの英語の回。ただでさえ英語が苦手な自分ではあるけど、結構早く喋る人なので、余計に聞き取りが大変だった。
サポーターズプログラムでトランスクリプトを見ることができたけど、本当にこんな文字起こしを一人で作ってしまう宮川さんすごい。
(訂正:ご本人より、クレジットに記載の通り、作成者は一人ではない旨指摘いただきました。失礼しました!)
Ruby Motion, Apple
以前Appleにいて、MacRubyの開発に関わっていたという経緯から話してくれている。
Appleを辞めてRubyMotionを作る際に、1.9をフォークして作ったけど、GCをいじる必要があったり大変だった話。
RubyMotionって全く触ったことがなくてイメージしかなかったけど、微妙に最新の文法に対応できなかったりするみたいで、その辺付かず離れずが難しいのかな。
できれば、CRubyの進化に追従したいだろうし、できるところはやっているようだけど、全部というわけにはいかないのは想像に難くない。
Androidのサポートも始めたようで、RubyMotionとしては実装が複雑になるし、仕様の整合性とか、苦労していることも話していた。
TvOSとかまでサポートするのは、なんか力技ですごいなとは思うけど。
AndroidとiOSのデザインやOSとしての差異についても少し言及しているけど、クロスプラットフォームにする以上、多少の差異は許容せざるをえないというのは仕方ないと思う。そのへんの抽象化についての、なかなかうまい解が見つかってない気がする。
Swift
ここでも今回のオープンソース化は素晴らしいと褒めていた。Appleにしてはというところも多分にあると思うけど、議論とか貢献もオープンになっていて素晴らしいということ。
特に話は広がらず。
React Native
RubyMotionはネイティブで実装されているので、他のブリッジテクノロジーとは違うというのは、いつもnaoyaさんも言っていること。だからできることが制限されるし、なかなか広がる技術がうまれてこないのではないか。
新しいAPIがでたら、24時間以内にRubyMotionを対応させるというのも、これだけ小さい会社がやるのはすごいというか、そこが守るべき強みなんだろうな。どうしてもクロスプラットフォームとして、いっしょくたにされがちだけど。
LLVM
bitcodeについて少し触れた。
LLVMを使っているけど、c++のAPIであるがゆえに後方互換性がなく、苦労して対応しているということのよう。
たぶん、LLVMをつかってネイティブコードに変換したいので、bitcodeを出力するようにRubyMotionを変更したということだと理解したんだけど、展開が早すぎて自信なし。
Ruby Kaigi, Ramen
ラーメンが大好きであることと、ヨーロッパで日本食を食べてはいけないという話。
しかし、週に6回食べたみたいで、確かによほど好きなんだろうな。
ラリーの回も最後は日本食の話だったな、そういえば。
# 120: Swiftonomics
120: Swiftonomics
Guest
モバイルに、特に個人的な印象としてはAndroidに詳しいgfxさん。確かにクックパッドの人だと思っていたけど、今はちょっと違うらしい。マグネットという会社はよく知らないけど。
今週はSwiftのニュースがあったので、これ以上の適任者はいないだろう。 Aftershowも含めて面白い話題や話が多くて、自分的には神回と呼びたいくらい有意義な回だ。
Swift、オープンソース、Apple
Swiftがオープンソースになって公開されたのが、確かに最近の一大ニュース。
実際に公開するとはWWDCでは言われていたけど、将来への議論も含めて理想形とも言えるOSSプロジェクトとしてGithubに公開されるようになった。
少し関係ないけど、GitリポジトリとしてGithubを使うのは基本だけど、Github上にIssueやPullRequestを管理して、積極的に見える化することができるかどうかは、プロジェクトの透明性という意味でとても重要になると思う。
また、Apple製品として、WWDCなどのイベントとは関係なく、今後の予定なども公開しているのも評価できる。今後どうなるかだけど、Appleからは距離を置いて、汎用的な言語になれるように頑張ることはいいな。
いやはや、直接Swiftを触っているわけじゃないけど、話を聞いているだけでワクワクするニュース。
ちなみに、サーバやネイティブとして使う言語としては、今はGOが個人的にはベターな気がするけど、その立ち位置でもSwiftが戦いたいなら、やはりコンカレンシーに関しても早めにきちんと取り組んでいく必要があるだろう。
パッケージマネージャーについても、最近の言語としては必須になっているので、その辺りまでサポートしてきたのはさすがというべきか。実際に使ってないので、この辺の機能については早めに一度使ってみたい。
汎用言語として、下位互換生の問題が解決(回避)する可能性もあり、XCodeとの関連性も今後気になる。
Android、App Streaming
インストールしなくても、サーバのサンドボックスを使って試しに使ってみるとという機能があるらしい。よく考えると、モバイルのそもそも論的な話もあるような気がするが、使い道によっては確かに有用かもしれない。
また、Webとの連携や、あまりユーザーデータ依存性が低いアプリなどは意味がありそう。
にしても、サーバでやっているのが、モバイルネイティブになって、またサーバ側になるという揺り戻しの一環に思える。。。
Android Studioも粛々とアップデートされているようで、ホットリロードのような機能に対応できるようで、アプリの再起動は確かにデバッグ時に結構面倒な時が多いので、Androidに限らずいろいろな場面で使いたい。単純にそのステート、例えばメモリ空間を保持していて再現するだけで、局所的なバグの検証には有益なはずだ。
ログインまわりの改良もされているらしいが、Androidはわからないが、iOSに限って言えば早くアプリでKeyチェーンの認証も使えるようにしてほしい。あとTouch IDも。
たぶん、機能にとしてはすでに使えると思うけど、各アプリの実装が全然対応されていないので、とても不便。セキュリティ的に問題があるというのはわかるが、Keyチェーンに任せるとパスワードを余計に覚えなくなるので、モバイルからだとパスワードの確認とかもしにくいし、どうにかしてほしい。
Aftershow 120: Cooperative Single-Tasking
コーディング
Write Code Every Dayの話。家族がいるとコーディング時間が減ることが多いが、毎日30分でもコーディングの時間をとることで、家族の理解が得られたり、切り替えてすぐにコーディングに取りかかれたり、他の時間でも頭の片隅で考える訓練になるというようなこと。
家族がいてコーディング時間が取れない(元々書いてたわけじゃないから減ったとは言いにくいけど)自分としては、少しでもこのエッセンスを取り入れられないかと考える。
どうしても毎日は厳しいと思ってしまうけど、2日に1日になるとそれだけで効果は半減だろうな。
とはいえ、gfxさんの言うように見るからにメリットが多いはずなので、少しでも毎日できるように環境や意識を高く持っていきたい。
電子書籍
gfxさんの出向先のマグネットという会社が、電子書籍のビジネスをやっているらしい。
個人的にももっと電子書籍は広まってほしいし、特に技術本が安く便利に、全部の本が使えるようになるといいなと思う。
iPad Proの話も出ていたけど、そこはあまり興味ないなぁ。
技術スタック、microservices
宮川さんのFastlyの話を少し。サーバのフロント側はRailsっぽいSinatraで、間がPerlで、内部がネイティブのCらしい。
複数の言語にまたがってやったりすると、確かにカオスになりがちだし、技術的負債が増えていくところは早くなってしまいがちだけど、そうなっていくのはある意味ビジネス的に拡大していっているという証拠かもしれない。
最後にdroid会議の宣伝を少しはさみつつ、Ruby Kaigi 2015の紹介も。
初級者を脱したいRubyistが読むべき、今年のRuby本を紹介します。
この記事は、Ruby Advent Calendar 2015 の16日目の記事です。
勢いで、Advent Calendarに登録したのでネタを調べていましたが、人に誇るプロダクトなどもないので、Rubyに関して今年出た(or 私が読んだ)ものについてまとめてみます。
独断と偏見になってしまいますが、私のように文法やライブラリはある程度理解して、初級者から中級者へレベルアップしたい方にオススメしたい順に並べてみました。
さらに遡れば良い本もたくさんあると思いますが(例:青木さんのRHG)、Rubyの仕様は常に変わっていくこともあって、比較的新しい本の中でより有益な本を見つけていくということも、大事だと思います。何より楽しいですし。
- [★★★★★] Rubyのしくみ -Ruby Under a Microscope
- [★★★★★] メタプログラミングRuby 第2版
- [★★★★☆] パーフェクト Ruby
- [★★★★☆] Effective Ruby
- [★★★☆☆] リファクタリング:Rubyエディション
- [★★☆☆☆] Rubyによるクローラー開発技法 巡回・解析機能の実装と21の運用例
※ 今年出版ではないものも含みますが、今年”私が読んだ本”ということでまとめています。
総じて、今年はRuby本としては濃い書籍が出版された一年だったと思います。素晴らしい。
では、各本の紹介や感想をつらつらと書いていきます。
Rubyのしくみ -Ruby Under a Microscope
オススメ度
★★★★★
所感
文字通り、Rubyのしくみを解説した本。古くは、青木さんの完全解説が有名であったが、1.8以前だったこともあり、1.9で入った笹田さんのVMこと、YARVの解説も含めた貴重なランタイム解説本。
当たり前のことだが、RubyはCで書かれているため、この本の大部分もC言語での実装の解説になっているのが、Rubyほんと思って買った初心者に対する、わかりやすい落とし穴。
そうは言っても、あまりCに詳しくない人に対しても、あまり実装の詳細に踏み込むことなく全体的に分かりやすく説明しているのは、素晴らしいと思う。
字句解析から始まり、VMに対するコンパイルや、その他の主だった実装、例えばクラスとかハッシュとか、GCとか、一通りの概要が理解できて、とても楽しかった。
内部の実装がわかれば、なんとなくソースをコピペしていたことが腑に落ちることも多いし、ぜったいのよんでおいたほうがよい一冊。
メタプログラミングRuby 第2版
オススメ度
★★★★★
所感
とても有名な初版が絶版になってしまって、個人的には手に入らなくて困っていたところに、渡りに船の第2版。
Rubyistとして中級以上になると必ず必要になると言われるメタプログラミングの手法が、所狭しと書かれている。
かなり黒魔術的な感じがして、簡単に使いこなせるものじゃないけど、ライブラリのソースを読むときなどには必ず必要になるので、黙って読み進めるのが吉。
他にはない内容で、かつ普通のRubyコードでは物足りなくなってきた私みたいな初級者からすると、とても挑み甲斐があって、奥の深いRubyの世界を垣間見れる一冊。
第二版が出てくれてすごく嬉しい。
パーフェクト Ruby
オススメ度
★★★★☆
所感
古くはオライリーの本なども人気があったように思うが、今では古くなりすぎていて、きちんと勉強したい人が買うとしたら、パーフェクト一択なのでは。
言語の仕様を一通り語りつつ、周辺ライブラリや、メタプログラミングの概要など、幅広く扱っていて、経験のあるRubyistが読んでも多くの発見があると言われる名著。
重かったのが唯一の欠点だったが、それも電子書籍版が出て解決。
若干、リファレンスで使おうとすると、どこに載っているか探すのが、目次だけだとちょっと大変だと思うときがある。ま、でも、どっかに書いてあるという安心感は大事。
Effective Ruby
オススメ度
★★★★☆
所感
古くは、JavaやC++、最近ではPythonでも出ているEffectiveシリーズ。関係性はあるんだよね、きっと。
構成も似ていて、細かなTipsがグルーピングされた章ごとに紹介されている。
全部が全部当てはまるわけじゃないけど、ちょっとしたコツなどは目から鱗のようなものが多いし、なかなか学ぶ機会がないので、楽しく最後まで読める
他のEffectiveでも似たようなものだと思うが、どうしてもレベル感や粒度がまちまちになりやすく、ところどころ戸惑うところも多かった。
個人的な好みで言えば、structを積極的に使おうという点はとても説得力があってよかった反面、テストに関するところはもうちょっと具体的な部分に踏み込んで語ってくれたらと物足りなくもあった。まぁ、この本のスコープとはずれる気もするが。
目次を眺めて、章や項目を決めて、そこだけ拾い読みするだけでも、結構得るものは多い。
リファクタリング:Rubyエディション
オススメ度
★★★☆☆
所感
有名なリファクタリング本のRuby版。出たのはずいぶん前だったけど、本家の方がリメイクされたので気になっていたので、せっかくならとRuby版を購入。Ruby版だから、ということはあまり期待していなかったけど、実際のリファクタリング例では、Rubyならではの良くない表現が随所に示されており、リファクタリングの指南書としては有用。
とはいえ、一般論としての悪い例と改善指針などが紹介されているが、網羅的であるがゆえに具体性に欠ける部分があり、リファレンスとしては良いが、良いコードを書くための指南書という観点からは期待はずれな部分もあった。
リファクタリングを課題にした場合には、一度は読んで見て、その後必要に応じてリファレンス的に読むのが良いのだろう。
Rubyによるクローラー開発技法 巡回・解析機能の実装と21の運用例
オススメ度
★★☆☆☆
所感
具体的なユースケースにおいて、どうRubyや周辺のライブラリを使っていくかについて、ケーススタディを示したという意味で、貴重な本。
Rubyを使う場合には、大体のことはライブラリが充実しているので、細かいロジックを知らなくても、gem installをすれば解決してしまう。
それでも、Webサービスの利用などは細かい技術が必要になることも多く、取得やパースの基本知識がないといざという時に困る、というのもよくある話。
ケーススタディがマッチすればとても有益な本だが、万人受けではもちろんない。
でも、こういう具体的な使い方に踏み込んで解説してくれる本が、もっともっと増えると嬉しい。
ちょうど裏で作者の方が語っているが、やはりニッチだからこそ価値のある本であって、私はその意味でスコープではなかったように思う。
ターゲットがマッチすれば、これ以上有用な本はないことを追記しておこう。
# 119: Rage Against The Machine
119: Rage Against The Machine
Guest
毎度おなじみNさんこと、Hiroshimaさん。naanさんのことを、感謝を全くしない奴と毒づいている感じが安定のパフォーマンス。
後ろでやっているパーティの音が入ったりして、気になるほどではなかったし、リアル感があってよかった。 (環境音という意味では、以前mosaic.fmを居酒屋で収録した時を思い出すと、大抵のことは許せる。あれは勿体ない回だった。)
クリスマス
アメリカで、メリークリスマスという表現が宗教的にオフェンシブ(攻撃的?不平等?)ということで、スタバのカップを始め、問題なっているという話。
アメリカでは5、6年前から"Happy Holidays !"というらしいけど、全然知らないな。そのうち日本で使う英語の教科書とかも変わるんだろうか。
アメリカの平等主義はときに過剰だけど、それ以上に、話に出てきた大統領候補のトランプ氏という人がぶっ飛んでて、ついでに調べたら面白かった。
衆愚政治と言って良いのか、民主主義を厳守することで、保守的で、排他的で、場合によっては独裁的にも映る大統領を生み出してしまうように見えて、なんか皮肉にしては出来すぎている。
いや、むしろこんな特殊な人物がなっても、議会を含めて政治が成り立つのであれば、それはある種アメリカという国のシステムの偉大さを示すことになるのかもしれない。
Pebble
時々話題になるPebbleの、丸い形のPebble Time Roundがいいという話。
とはいえ、冗談でキラーアプリが時間がわかること、と言っているのは、やはり時計型デバイスの使い道は、あまり幅広くないのでは。
Apple Watchも、最近めっきり聞かなくなったけど、残念。
Misfit
Misfit自体は知らないけど、フィットネス系のユーザーが手に入るので、メルマガでアフェリエイトをするだけで、とても儲かるという話。
メールの広告とか、ほとんどちゃんと見ないけど、ターゲットを絞って効率的にやるだけで、十分ビジネスになるのが驚き。
ユーザーの勧誘には、Facebookが有用ということで、こちらの方はしばらく安泰ということか。
YouTube Music
RdioやApple Musicを含めたMusicサービスに関する話。
Apple MusicのAndroid版が出たというのも、地味に驚き。
YouTubeのメリットがわからないというNさんの意見はよくわかる。
確かに、YouTubeの広告とコメントが表示されないのはいいのか。でもあまりYouTube使わないからなぁ。
Amazon Prime Now
Google Expressはあまり日本では聞いたことがない(やってないし)けど、アメリカでは徐々に浸透しているらしい。
Nさんが言うように、力技でできる業界でもあるし、Googleがやるべきイノベーション的な事業ではないという意味で残念だというのは、たしかに同意できる。
Amazon Prime Nowについても、局所的にはちょっとサービス過剰なんじゃないかという意見も多いが、実際にテクノロジーを駆使して効率化した結果に利便性が上がるのであれば、それはそれで重要なのかもしれない。
対象地域になったので、実際にアプリを入れてみたけど、さすがにPrimeで頼めるものは限定されているようだ。
T-Mobile
ミュージックや動画サービスの、決まったサービスに関しては、帯域利用のサービス料からは除外するという話。
ネットニュートラルティに関して言えば、一部のサービスだけ利用しやすくするのはどうなんだという意味もわかるけど、そもそも容量が制限されちゃうのが不便でストレスで嫌。
そして、Apple Musicとかを使ってみると、実際に帯域をすごく利用しちゃって、現実的に外出で使いにくくなるので、せめてその辺だけでも除外されると、現実的には嬉しいかな。
電王戦
Nさん得意の将棋の話題。
ponanzaが優勝した対局で、人間により近い高度な評価ができたということで話題になったようだ。
プロが書いた書籍をベースに強化したソフトとか出ていて、強くなるだけじゃなくて、より人間に近い指し手になるというのが興味深い。
また、競技プログラマーが最適化に取り組んでみたら、同じアルゴリズムでも探索範囲が広がって、より強くなったというのも、強くしていく過程がまた1つ進んだように思える。
Aftershow 119: Silent Coding inteview
全然関係ないけど、タイトルが”Inteview"になっているけど、typoなのか何か別の意味があるのか・・・
まさかプルリク出すわけにはいかないからね(笑
及川卓也さん
Googleの及川さんがQiitaにJoinしたという話。
及川さんを知らない世代としては、あまり驚きとかはないけど、そもそもQiitaをNさんが知らないという方が驚いた。
言われて、そりゃそうか、というだけなのだけど、技術系ブログみたいなサービスと説明してもピンとこないのは、やはり日本特有のものだからだろうか。
西海岸の給与レベルが高いという話。
もちろん、給与レベルもそうだし、技術的に最先端だったり、魅力的なことは間違いない。
自分もチャンスがあれば、と思うことは1度ではないけど、勢いや勇気やそもそも技術レベルとかもないと、なかなか行こうという一歩を踏み出せない。
せめて、一度海外で働いてみたいとは頭の片隅では思っているけど、ね。
採用面接
miyagawaさんも最近Fastlyで採用をやると言っていたし、本編のマイクロスポンサーの書籍の事もあり、採用の話。
技術的な質問があるのは、あまり日本では聞かないけど、確かにコードを書かせるというのはいいと思う。
とはいえ、そもそも日本ではコーディングがエンジニアに求められていないことも多いから、それよりもドキュメントを書かせたりする方が有益なのかもしれない。
いえ、皮肉ですが。
フロンターレ 2015年通信簿
この記事は、フロンターレアドベントカレンダーの10日目の記事です。
全選手の今年の通信簿を、自分なりにつけてみようと思います。
採点は5段階で、だいたいこんな感じ。
- 1点:ほとんど試合に出れず、チームに貢献できず
- 2点:出場もできたが、活躍したとは言い難い。
- 3点:期待通りの活躍はしたが、突出したものではなかった。
- 4点:期待以上の活躍をしてくれ、チームへの貢献度も高い。
- 5点:文句なしの活躍。これ以上を期待する方が酷というもの。
きっと、いろんな意見があってしかるべきだと思うので、コメントお待ちしています。
GK1 / 松井謙弥:1点
結局、プレシーズンマッチの新潟戦だけの存在になってしまった。契約満了も仕方ないが、であればそもそも何でとったのかというと、どうにも頭数合わせのような気がして、本人にとっても不幸だったような気もする。
DF2 / 實藤友紀:1点
名前を聞かないなと思っていたら、怪我だった模様で、結局シーズン通して出番なし。おまけに契約満了と残念なお別れ。J1で十分にやっていけることはすでに証明されているし、本人もフロンターレに骨を埋めたいと明言してくれていただけに残念。
DF4 / 井川祐輔:3点
ベンチメンバーとしては安心のパフォーマンスを見せてくれたが、ジェシのいなくなった今年であれば、もっとスタメン争いをできたはず。
MF5 / 谷口彰悟:5点
年間通して最終ラインを守り続けたのは、あっぱれ。失点に絡むシーンも多かったが、最終ラインにかかる負担が大きいチーム事情を考えるとやむなし。むしろ期待以上の成長を見せてくれたことはことしての大きな収穫。
MF6 / 山本真希:2点
ベンチに入ったり入らなかったりという状況が続いたが、確かに今の布陣では活躍できる場所がないというのも事実。初年度の活躍が懐かしい位だが、パフォーマンスも回復傾向だったし、契約満了後の他チームでの活躍を期待したい。
MF7 / 橋本晃司:2点
全くボランチのスタメン争いに食い込めず。本人は怪我の影響と言っていたが、連携などの面からも時間がかかってしまったのもあるだろう。最終的にはベンチメンバーを争うまでになってきたので、来年に期待。
DF8 / 小宮山尊信:4点
武岡、谷口と合わせて最終ラインを守り、経験の少ない2人に与えた安定感という影響は大きかったように思う。年間通じてやれたのも収穫。
FW9 / 杉本健勇:2点
前半はラッキボーイ的にゴールを決めることはあったが、年間通しては期待外れ。年齢を考えるとまだまだとは思えるが、計算できない戦力になっているので、期限付きに出すかどうか悩ましいレベル。高さも思ったほど生きなかった。
MF10 / アルトゥール マイア:2点
レナトの後任として招聘するも、半年で契約満了。テクニックの高さはあるし、練習試合で見せたセットプレーのキックの精度も力になったような気がして残念。意外に別のチームで、Jリーグで躍動する姿が見れるような気がする。
FW11 / 小林悠:3点
怪我で戦列を離れる期間が長いのは仕様と思いつつも、こうも頻繁だとそれはそれで困る。出場している時は流石のクオリティだが、それでも得点は稼げなかった。嘉人に次ぐ得点ゲッターがいないことが、チームの低迷の一因になっていた時期もあったように思う。
FW13 / 大久保嘉人:5点
伝説の3年連続得点王。そして、大事な時に決める男。プライベートでもいろいろあったようだが、それを乗り越えて得点王になるあたりが、本当にすごい。前線は入れ替わりの激しい年になったが、嘉人が1人で獅子奮迅の活躍をしてくれたおかげで、なんとか体裁を保つことができた。
MF14 / 中村憲剛:5点
怪我や体調不良で不調の試合もあったが、それ以外は安定のパフォーマンス。さすが、ミスターフロンターレ。流動的な布陣になることが多く、ボランチだけでなくトップ下などでも柔軟に対応。
FW15 / 船山貴之:3点
いい動きをしながらも、ゴール前の技術が足りずに結局無得点のままシーズンが終わった。とはいえ、ある程度前線で計算できたのも事実で、得点できないことは大きいが、それ以外は十分にやれていたように思う。
MF16 / 大島僚太:4点
今シーズン成長した選手の1人。パスだけでなく、守備や安定感が増して、シュート意識も上がった。特に守備の技術が上がったことで、バイタルエリアに安定感をもたらすことができるようになった。
DF17 / 武岡優斗:5点
あっという間にスタメンに定着したと思ったら、年間を通して安定した活躍を示してくれた。特にレナトに鍛えられたという対人の守備はピカイチで、カウンターで何度抜かれそうになっても、その度に技術とファイトで目を摘み取り続けた。いい意味で一番期待を裏切られた。エウシーニョが守備をしない(できない)こともあり負担が常に倍あったという点も鑑みると、なくてはならないピースだった。
DF18 / エウシーニョ:4点
嘉人の次に得点している男。その分守備は犠牲にしているが、武岡くんの急成長もあり思う存分攻撃の才能を開花させることができた。
MF19 / 森谷賢太郎:3点
スタメンで出る機会は多くなかったが、けが人が多いチーム状況の中で、色々なポジションをカバーすることができ、安定したパフォーマンスと運動量でチームにひたむきに貢献し続けたのはとても好感が持てる。こういう縁の下の力持ち的な選手を大事にしなければいけない。
DF20 / 車屋紳太郎:3点
前半は良かったが、怪我と疲れでパフォーマンスが低下。攻撃面のドリブルやクロスはある程度安定して貢献し続けたが、肝心の守備面は甘い面を見せることが増えてしまった。初年度で仕方のない部分があるので、来年以降に期待。
GK21 / 西部洋平:3点
例年通りのパフォーマンスを見せつつも、怪我や新井くんの台頭があり出場試合は減少。安定はしていたが、期待通りの活躍はできなかった。補強の噂もあり契約が心配だったが、まずは大丈夫そう。ベンチGKとしてはこれ以上の人材はいないと思うので、たとえスタメンじゃなくても必要な選手。
MF22 / 中野嘉大:3点
今年の急成長といえば彼。前半は存在感が感じられないほどだったが、急に試合にで始めるとスタメンに定着。期待を上回る活躍をしてくれた。とはいえ、そもそもレナトがいなくなったポジションであったことと、守備は平凡、ドリブルもワンパターンでまだまだ波が激しい印象。本人はスルーパスを積極的に狙っているが、全く可能性が感じられず、ドリブルやシュート意識が低いのも課題。来年が楽しみ。
DF23 / 登里享平:1点
長い怪我生活から復帰も、あっという間に怪我して、ほとんど出場できず。今年は辛い年だっただろう。
GK24 / 安藤駿介:1点
西部や新井くんが怪我した時だけベンチに入る存在。もう少し競争に割って入っていかなければ厳しい。
DF25 / 山越享太郎:1点
左サイドの層が厚くなったこともあり、本人の怪我もあり、出場できず。契約満了も予想通り。風間さん就任後の時期を支えた選手なので残念ではあるが妥当。ドリブルには可能性を感じるだけに、彼に適したチームに行けることを願う。
MF26 / 三好康児:1点
出場しただけで等々力が揺れるほどの歓声を受ける選手。しかし、今年はU−22に呼ばれない時期もあり、苦しんだ初年度だった。当然ながらポテンシャルは高いわけで、きちんとフィジカルを鍛えて、来年以降少しずつ試合に入っていけばいいと思う。大島くんの軌跡を見直してみるのが良いと思う。
DF28 / 板倉滉:1点
プレシーズンマッチで感じた通り、プロのに適用するための時間が必要以上にかかってしまったシーズン。上背はあるだけに、足元とメンタルが課題か。来年と言わず、もう少しかかりそうな印象。
GK30 / 新井章太:4点
今年大きく成長した選手。西部のパフォーマンスが落ちたのもあったが、途中からほとんどの試合でスタメンを勝ち取ることを、誰が予想しえただろうか。とはいえ、安定感こそあるものの、J1で優勝を争うGKとしてはちょっと物足りない印象。ミスが少なくバランスが取れている反面、シュートストップやフィードなどでチームを救う場面は少ない。GKが補強ポイントに上がるのもやむをえない。
FW33 / 長谷川竜也
強化指定選手なので、評価なし。
MF35 / 田坂祐介:3点
器用貧乏のタッピーは何処へやら、パワーアップして帰ってきた。レナトがいなくなったフロンターレの崩壊を食い止めたのは彼。とはいえ、ドイツのシーズン終わってすぐというのはさすがにきつかったのか、怪我でパフォーマンスを落としたまま今季終了。よかった試合では、特にフィジカル的な強さと、パス、ドリブルの鋭さがあり、かつシュートもコンスタントに枠に飛ばせるようなので、来年には攻撃陣の中核になるだろう。
レナト
今年は例年通りのドリブルも見せつつ、何よりもシュートが枠に行くようになり、当然の結果として得点がアップした。タッピーの加入で、不在直後のショックは和らいだが、タッピーが怪我をすると途端に前線が機能不全に陥り、徐々にショックが蔓延してきたように思う。移籍金を置いていってくれたことと、相馬さん時代を支えてくれたことを考え合わせると、感謝しかない。
角田
今年の目玉の補強だったが、守備陣を統率する前に、フロンターレの最終ラインを支えきれずに、我慢できなくなって突然清水に移籍。帰ってくる気ないだろうなと思っていたら、案の定完全移籍。仕方ないと思いつつ、期限付き延長じゃなく、移籍金が入ったのがせめてもの救い。組織で守ることには長けているようだったが、対人ではたまにあっさり抜かれることもあり、カウンターでの守備が多いフロンターレにはそもそもマッチできなかった。
風間監督:3点
調子の良い選手を見極めて試合に使い、活躍させる手腕はすばらしいが、試合での選手交代はまだまだ監督としてのレベルを上げられないでいる印象。スタメンとサブのレベルの差が埋まらず、選手層が薄いのは多少仕方のない部分はあると思うが、守備重視で対策をしてくるチームに対して効果的な施策を打てなかったところは来季へ不安を残す。また、攻撃を標榜するチームにおいて、得点が取れず、連敗をする時期もあり、不安定になってしまったのも事実。けが人が多いというのは言い訳にならない世界なので、確実に勝つという現実と理想とのバランスを、もうちょっと上手く取る必要があるだろう。順位としては、不本意ながら、現状の戦力を考えると、可もなく不可もなく、といったところか。
# 118: The Lonely Operator
118: The Lonely Operator
Guest
Matzこと、まつもとゆきひろさんと、松田さん。
前回の一人語りエピソードでもあったように、Ruby Conf 2015が開催されているサンアントニオから。
二人ともトークが最終日にあったので、最終日が終わってからの収録。
Ruby Conf
Rails Confはトークの内容について、当たり外れが大きいらしい。一度は行ってみたい。
いくつか気になったトークを紹介。youtubeでRuby Confのチャンネルがあって、見れるようになっているのは嬉しい。
昨年のは少し見たけど、USAにはConfreakという団体?があって、こういうイベントの動画周りを一手にやっているようで、日本のKONBUもすごいけど、システマチックにみんなが喜ぶことをやっているのは素晴らしい。
MINASWAN: Matz Is Nice And We Are Nice.
MINASWAN - Wikipedia, the free encyclopedia
マーティンファウラーが言い出したという言葉で、最初何を言っているのかわからなかったけど、Ruby のコミュニティは素晴らしいということ自体を標語のようにすることで、コミュニティとしての一体感を出す合言葉のようになるというのはわかってきた。
こういうのが積み重なって、言語としての文化が出来上がってくるのだろう。
Rubyのバージョンアップについて、仕様変更というのは難しいものだけど、できるだけメリットと同時に行ったり、そん変更自体が合理性のあるもの、というようなことに気をつけないと、炎上しちゃう可能性があるということ。Rubyは割とその辺り痛い目を見ながら覚えていった感じがする。
アジャイルのコンテキストと似ているけど、Rubyは年一回のバージョンアップでまわしているけど、意外にそれでもジャッジや入れる機能などのバランスが取りやすいようだ。確かに、1バージョンしかない場合にはクリティカルな議論になりがちだけど、とりあえず次にといってパントしやすいのは、お互いにとって嬉しいだろう。
マイルストーンを適切に設定することは、開発者にとってとても重要なこと。
RailsとRubyのコミュニティや開発者の関係性も特殊で面白い。Raisコミュニティが、Rubyのバージョンアップ、改善について協力的なのは素晴らしい。
Ruby 2.3
早速、伊藤さんが記事にされているが、2.3での新機能周りの紹介。
- grep_v
コマンドラインツールのgrep -vと同じ、正規表現の否定で探す。
- &.
Swiftのfunc1?.func2
Rubyではfunc1&.func2のように書くと、func1がnilの時に、func2を呼ばない。
&.が座り込んでいる人が石を見つめている、というように見えるようなので、ボッチオペレータと呼んでいた。言われても、あんましそう見えないなぁ、まだ。
- stringのimmutable
Railsの文字列の扱いでゴミがたくさんできるので、3.0からStringをイミュータブルにする前提で、2.3からはマジックコメントでそのような挙動になるようになった。
freezeにすると高速化されるように仕様変更したら、多くのプロジェクトにfreezeパッチが来て、コードが汚くなったことがあったので、いっそ3.0ではイミュータブルにすることにしたようだ。
Ruby 3
現在はMatz一人の構想段階。DHHに触発されて、あおり重要らしい。
Ruby3x3(Ruby3 times 3)。Ruby3.0で3倍高速化する。元々赤いけど、は確かに普通気づかない。
Ruby2.0に対して、あるいくつかのベンチマーク、意味のあるある種の恣意的な状況において3倍速くすることを目標にして開発をするということ。
いくら限定的だったり、特殊な状況であっても、3倍速くするというのはとても大変なことだから、すごい目標ドリブンだなぁ。
Ruby Kaigi
Ruby Kaigiも12月に開催するらしいけど、動画が出たらまた見たいな。
託児所が併設されているカンファレンスは確かに助かるけど、言われているように乳児は急にハードルが上がりそう。そうじゃない幼児だけでも、預かってもらえると助かるケースは多いと思う。
さよなら築地Kaigiという裏テーマもある。
全ては、来季への宿題(仙台戦)
スタメン
橋本くんが入るかと思っていたら、トップに中野くんが入る布陣。
調子の良かった森谷くんも、怪我から復帰。良かった良かった。
陸前高田ランドを見ていると、震災後の再会試合が仙台戦だったことを思い出して、なんだかこうジーンときてしまった。
前半
仙台の堅いディフェンスの前に、ボールは繋げど、ゴール前まで攻め込むシーンは多く作れず。
ボールを保持して、押し込む展開のまま、時間だけが過ぎていく。
ほとんど仙台のカウンターは潰せていて、そのあたりは守備陣、特に3バックの武岡くん、谷口くん、コミがしっかりカバーできていて、この一年の大きな成果を見せている。
一方攻めは、相変わらず中央を固められているので、サイドからの崩しをグラウンダーのクロスやドリブル突破と1、2連携で崩そうと試行錯誤するが、最後の最後で合わなかったり、打てる場面でパスを出したりして、決定機は思うほどに多くない。
前半、0−0はある意味仙台側の思う壺なのかもしれない。
後半
足を怪我していたコミに変わってタッピーが入り、少しトップ下でボールが収まる時間が増えたものの、相変わらず押し込むが決定的な場面が少ないまま時間が過ぎる。
その中で、徐々に相手の疲労もあって、カウンターの場面も散見されるようになるが、やはり縦への推進力も弱いので、なかなかシュートシーンまで持ち込めない。
中盤では持てるし、時々カウンターとかもできるが、ペナルティエリアに差し掛かると決まって迫力がなくなる。
前回の試合から、サイドからの崩しも練習していたようで、その試みもよくわかったけど、結果的には全く点の匂いがしない。とりあえず入れてるだけのクロスになっている。
また、セットプレーもいくつもあるが、全く得点の匂いがしない。大体、コーナーキックなどもシュートまで持ち込めないことがほとんどで、枠に行くとなると本当に皆無に近い。これは何が問題なのか理解に苦しむが、せめてシュートまではいってくれないと、そりゃ得点できませんよと。
そんなジリジリとした中で、最後に決めたのはやはりこの人、大久保嘉人。
もう、こんな凄い選手は間近で見ることができないんじゃないかと思う。
得点王のかかった(実質的には決まっていたけど)試合で、最後の後半80分の苦しい時間で、カウンターからミドルをズドンと蹴り込むだけの精神力と技術を兼ね備えた、本当に凄い選手。
崩してとった得点ではないけど、この1点を守りきり、1−0で最終戦は勝利。
完勝ではなかったけど、勝つという最低限の目標は果たせた。
勝利以外で言えば、最近の試合における得点力不足は、この試合も浦和戦の森谷くんのように個人技で奪ったもので、全く課題が解決できなかったなぁ、というのが残念。
以前、風間監督が、チャンスを決めないのは選手の責任。チャンスを作れないのはチームの責任と言っていた。今はその、チームの責任をきちんと果たせていないような気がして、それがとても悔いの残るシーズン終了になってしまった。
川崎の嘉人
前人未到の3年連続得点王。
怪我もなく、年間コンスタントに活躍して、移籍や、チーム状況などにも左右されなかった選手だけが掴む栄冠。
今年は前半宇佐美の独走だった時期もあったけど、危惧されていた通りあっけなく失速して、結局彼は3位。
なんだろう、選手として調子の良い時は誰でもあって、それがコンスタントにパフォーマンスを出せてこその超一流だろうと、本当にそう思う。
本音を言えば、宇佐美みたいな若い選手が、嘉人みたいなベテランと言われる選手を追い越して行くくらいじゃないと、と思うけど、まだまだ嘉人の方が一枚も二枚も上だったということ
谷口くん
嘉人の陰に隠れているが、谷口くんも全試合フル出場で、かつ無警告。
大卒とはいえ、2年目のCBが、しかもフロンターレのような常にカウンターに見舞われるような他に例のない過酷なクラブであることを考えると、快挙と言っても良いだろう。
1年目のシーズンも活躍したが、それに加えて今年は安定感が増した印象もあり、落ち着きも出てきたように思う。
日本代表にいつ呼ばれても良いとは思うが、まだ先になりそうなので、きちんと経験を積んで、よりスケールの大きな選手になってほしい。
調子の良い時には、空中戦で絶対的だったし、足元の技術は安定しているし、あとは単純な競り合いやマーキングがたまに甘くなる時があって、失点に直結していることも多い。
考えようであるけど、谷口くんがマーキングをはっきり外してしまう時は、かなりの確率で失点につながっていて、それって神様がきちんと克服しろって試練を与えているように思えて、個人的には楽しみにすら思える。
武岡くんの活躍も本当に拍手喝采って感じだけど、フロンターレが待ち望んでいた、CBとしての守備の大黒柱である谷口くんの定着は、向こう5年くらいの守備の軸の安定を予感させるくらいの喜びであった。
いや、もちろん海外に行くことを、止めるつもりはないけどね。