なぜZoomばかり使われるのか
コロナの影響で、一般の人までビデオ会議アプリを使うようになった。
- Zoom
- Teams
- Goole Meets
- WebEx
私の知る限り、これらの選択肢がある中で、一般用途ではZoomの一人勝ちのような気がする。 ( 一般用途とは、IT業界以外で新規に導入するケース)
なぜか
考えられるポイントは、
- 報道や口コミによる宣伝効果
- 導入の容易さ
の2つのような気がする。
私の周りでも、今までビデオ会議など知らなかった人がコロナの影響で、 急に導入を検討するケースが多い。
とすると、報道などで聞いたことのあるZoomをとりあえず試してみる(比較検討しない)。
あとは、ちょっと試してみて、面倒なくスムーズに使えることが重要で、 その2点のポイントを多くの人が通って、Zoomばかり使われているように思う。
この点で、今Zoomは成功していると思う。
さて、ではこれでZoomは儲かるようになるのか。
おそらく、ユーザの数%なり一定割合が課金することを期待し、ビジネスを設計していると思うし、 主に40分制限が分岐点になり、うまく課金に誘導しようとしている気がする。
その方向性は正しいと思うが、一方であくまでもコロナの影響で暫定的に使う人が多く、 今後もビジネスモデルとして成り立つかどうかは不明だ。
何せ、今使っているユーザの多くは、基本的な機能が簡単に使えれば満足するような層だ。
そうなってくると、徐々に体力勝負(機能は収束し、無料で多くが提供される)になっていき、 まだ規模の大きくないZoomは辛い勝負になっていく。
あるいは、アトラシアンなりFacebookなりが買収し、他ツールとのシナジーを出して勝負する方向になるかもしれない。
新しいIT業界の事例として、今後も目が離せない。