The RSpec Book
The RSpec Book
以前から、テストまわりについてもきちんと勉強したくて、古くて迷ったけどやはりRailsをやる上で避けて通れないRSpecの本を買ってみた。
Webでは以外にまとまって情報がないということと、RSpecでのテストケースなどの考え方で実用的で、一番学習にもよいような気がしているからだ。
良かったところ
RSpecの使い方だけでなく、Cucumberと一緒に振舞い駆動開発:BDDについて丁寧に説明されており、背景の考え方を伝えたいというのがとてもよく伝わってきた。
だからこそ、いまでも使える書籍になるんだろう。
また、TDDについても言及されており、テストに対する基本的な考え方を学ぶ上ではよいと思う。事例もあって多少実際にどう作っていくかもわかると思う。
また、Railsについても多少捕捉されているのは、そういう読者を想定しているかだろう。
微妙だったところ
RSpecの説明はある程度書いてあったけど、思ったほどリファレンス的な感じでは書いてなかったので、今後ずっと使えるという感じではなさそう。
Ccucumberについてページを割いて書いてあったけど、そもそも使っている事例をそれほど多く聞いたわけではないし、自分みたいにテストのためのRSpecを勉強したいという人からすると、あまり有益ではない記載になってしまい、余計であった。
ただ、それもBDDを語るという著者の気持ちとしては譲れないところだったのだろう。
オススメ度
ソフトウェアのテストについて、特にSpec記法については一度この本を読んで背景から学んだ方がよいだろう。
ただ、一生そばに置いておくほどの本ではないと思うので、きちんと読み込んで、それで十分だろう。
⭐️⭐️⭐️