10割の勝利は油断を生む(vs甲府)
10割の勝利は油断を生む(vs甲府)
スタメン
前節と異なり、エウシーニョをSBで使いつつ、左SBに谷口を入れる布陣。
車屋くんが前で使われる反面、狩野くんはベンチ。
ついてない悠くんは、インフルエンザから復帰。
前半
前半から甲府を圧倒。それほど危なげないシーンは多くなかった。
得点は、早い時間にケンゴの素晴らしいFKが決まり1−0。
続けて、CKからの流れをうまく谷口くんがキープして、最後は森谷くんが冷静に流し込み2−0。
この時点で、ある程度勝負あったような印象。
甲府の方は、なかなかフロンターレのパス回しのリズムを止めるような感じにはできず、奪った後のカウンターもパスミスなどでほとんど機能していなかった。
ある程度分かっていたことではあるが、局面局面でのレベルの差を、埋めるような戦術が不足していたようにも思える。
後半
後半に入って、多少甲府は持ち直してきたが、それでもゴール前までカウンターで攻めきるというようなシチュエーションはなく、最後までフロンターレのパス回しに苦しめられている印象。
2−0で入った後半の、最初の1点がポイントになると誰もが思っていたが、またもやCKからの流れでケンゴが豪快にニアに蹴りこみ、3−0。
また、カウンターの流れの中で、途中出場の森本とのパス交換でタッピーが華麗にかわし、GKとの1対1を制して4−0。
守備も最後まで集中を切らずに、ほぼCKから土屋にヘディングされた場面以外には、甲府にはノーチャンスのような試合になった。
文字通り、スコアも内容も完勝という試合だった。
完勝の次の試合は、結構苦戦したり負けたりするのはサッカーの常だし、まだまだ先は長いので、そこは焦らずに1つ1つ戦っていってほしい。
ナビスコに向けて
ナビスコもタイトルの1つだと思えば、出だし調子の良い子のチーム状況を持って、素晴らしいスタートを切りたいところだが、現実問題として代表で抜けるメンバーをどう穴埋めするかというのが、頭の痛いところであろう。
日本代表には悠くん、U−23には大島、原川、奈良、韓国代表にソンリョン。原川くん以外は、現在の好調を支えているメンバーなので、不安は尽きない。
特に今日、後半余裕のできたスコアの中で、入れ替えて試すようなことをしていたが、一番穴が大きそうなのはやはり大島だろう。
特に、ネットを入れた後のボール回しでは、中盤でのボール回しがかなり怪しくなったし、ボールロストの確率も上がるだろう。
場合によっては、タッピーや橋本を入れることになるだろうが、どうしてもこのスタイルでやっているとボランチのパス回しには相当レベルの高いものを求められてしまう。
せっかく調子の良い子の状況で望めるのだから、ナビスコもきちっとグループリーグ突破して、タイトルへの可能性を残してもらいたい。