# 127: Post-mature Optimization
127: Post-mature Optimization
Guest
久しぶりの森田さん。
前回のhigeponさんにかぶせる話もあり、高速化という興味深い話もあり、興味深い回になった。
f.lux
iOS のナイトシフト機能が9.3からつくようだけど、元々アプリで実現していたものらしい。
ブルーライト自体がどこまで実証されているのかはわからないけど、ある意味より人がスマホとかを見る時間が増えていくと、こういう人に優しい話もあるのかなと。見なければいいというのもあるので、人とディスプレイの落とし所なのかもしれない。
むかし、一時期PCのディスプレイに黒いフィルムを貼って目に優しいとかもあったけど、最近はブルーライトカットの眼鏡とかも流行っているらしい。
これからどういう方向に行くんだろうか。
Michael Stonebraker
DBの研究者でチューリング賞をとった人が、DBに関する論文に対して1つ1つコメントを出しているらしい。
世の中にはいろんな専門家がいて、きちんと違う視点で分析して、それを1意見として発信していくということは、とても重要なことだと思う。
どうしても最近の技術領域は上のレイヤーに偏っていたり、誰でもブラックボックスで使えるように整備されたりして、根本的な技術レイヤーが軽視されることが多いように思う。
先の高速化の話とか、そういうレイヤの重要性がもっと認知されて、人を教育する仕組みとかももっと充実すると良いと思う。
関連して、最近自分としてはコンパイラとか、そういう低レイヤの話も折に触れて勉強するように心がけている。
大人気ない大人、素敵。
GitHub
GitHubのイシューは使いづらいからどうにかしろというコメントが盛り上がっているらしい。
あまりGitHubのイシューですら使いこなしたことはないけど、通常のプロジェクトを覗いてみるとなかなかうまくインテグレーションできていない気がするので、使いにくいというのは確かにそうだろうなという感じ。
プロジェクト管理、という面で進化しすぎるのはあれだけど、最低限の機能は多分みんな必要だと思っていて、その最低限のラインはもっと上なんだろうなという程度。
JIRA
JIRA職人がいれば意外に機能するという話。
最近少しRedmineを見る機会があるけど、あれもあれで古かったり、機能としてデフォルトでは基本的なものがすっぽり抜けていたり、片手落ち感が強い印象。
高速化
hakさんの回につながる高速化の話題。
確かに以前森田さんって、リファクタリング奉行を自称していた気がする。そういうのが元々好きで、興味があるんだろう。
高速化にはある種定石みたいなのがいくつかあって、それをもっと体系的にすることで、より特殊技能ではなく、一般的な技術として定着していくことができるのではないかということ。
速さの定義をすることは、hakさんも言っていたけど、まず定義できてしまえばほとんどの作業は終わったも同然だけど、意外にこれも大変。
あとは、8割の時間は2割の場所でかかっているという法則も一般的だけど、現実的にはそんな銀の弾丸的な状況は多くなくて、全体的に少しずついろんなところで遅くなっていることが多いというのも納得感がある。
Speed is feature. スピードは機能、魅力の1つだから、速度を速くすることは製品の魅力を上げることに直結するというのもわかる。
実装を始めるとそこまでの意識で常にいることは難しいので、自分の普段の作業を振り返って、考えなくても意識できるようにならなきゃなぁ。
ツールに関してもいろんなプラットフォームですでにいろんなものがあるので、それを利用できるようにしておくことも、実際に作業を進む上では重要。
サーバサイドに限って言えば、以前クックパッドのブログにもあったけど、実際に近い規模や内容のデータを使って開発することで、開発している最中でも速度について意識できて、うっかり遅くなるようなことが減るということもあるらしい。
Aftershow 127: Reading Exercise
親不知
たまたまだけど、自分もこないだの年末に最後の親不知を抜いたこともあって、不思議な感覚で聞いていた親不知ネタ。
どうも話の流れとしていっぺんに複数本抜くのが基本という感じだったけど、宮川さんの言うように痛みがなかったり不便がなかったりするならば特に抜く必要はないんじゃないかと思う。
どうなのかわからないけど、結局虫歯になっちゃったので、全部抜くことになっちゃったんだけどね。
読書
読書は刺激がなさすぎるために、リラックスした状態で読書をすると寝てしまうという仮説。
確かに、確かに、それはわかるかも。
例えば子供を寝かしつけていて、横になっているだけで寝てしまう、とか、本当に刺激が無くなるとすぐ寝てしまうようになっている気がする。
よく疲れていると夜お風呂で寝落ちしていたりするし、それはさすがにびっくりする。。。
読書については、確かに集中力が必要というのはわかるけど、E-Bookだと読書が進むというのはわかるけど、森田さんが言っているように技術書のオーディオブックはない、というのと、最近は聞くようなシチュエーションではPodcastを聞いてしまうというのもある。
まぁ、でも、森田さんの話を聞いてみるとオーディオブックちょっと試してみようかな。
ランチインタビュー
Googleのランチインタビューは、本に書かれているのとは違って、特に選考とか評価とかはない、という話。本のちょっとした反論にもなっている。
そりゃ、会社によって違うので、ここの会社の事情とかがもっとシェアされてくれると嬉しい人も多いんじゃないかな。
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多分この本だと思うけど、時間を見つけてちょっと読んでみようかな。
週報
続ける仕組みとして週報をやってみた話。
勉強とか趣味とかを続けるのに、人に報告するようなことを取り入れることでより続ける力を維持することができるのでは、というのは確かにわかる。
失敗パターンの大きな一つとして、一度止めた際に復帰できなくなるというのがあるという仮説のもとに、復帰しやすいことを考えていくと、週報というツールは良いのかもしれない。
週報という形式は1つあるけど、他の人と一緒に、たとえ違うことでも、一緒にやるということは良いのかもしれない。
話を聞いていると、そういう継続するためのサービスとかどっかでリリースされないかな、という気になってくる。