# 120: Swiftonomics
120: Swiftonomics
Guest
モバイルに、特に個人的な印象としてはAndroidに詳しいgfxさん。確かにクックパッドの人だと思っていたけど、今はちょっと違うらしい。マグネットという会社はよく知らないけど。
今週はSwiftのニュースがあったので、これ以上の適任者はいないだろう。 Aftershowも含めて面白い話題や話が多くて、自分的には神回と呼びたいくらい有意義な回だ。
Swift、オープンソース、Apple
Swiftがオープンソースになって公開されたのが、確かに最近の一大ニュース。
実際に公開するとはWWDCでは言われていたけど、将来への議論も含めて理想形とも言えるOSSプロジェクトとしてGithubに公開されるようになった。
少し関係ないけど、GitリポジトリとしてGithubを使うのは基本だけど、Github上にIssueやPullRequestを管理して、積極的に見える化することができるかどうかは、プロジェクトの透明性という意味でとても重要になると思う。
また、Apple製品として、WWDCなどのイベントとは関係なく、今後の予定なども公開しているのも評価できる。今後どうなるかだけど、Appleからは距離を置いて、汎用的な言語になれるように頑張ることはいいな。
いやはや、直接Swiftを触っているわけじゃないけど、話を聞いているだけでワクワクするニュース。
ちなみに、サーバやネイティブとして使う言語としては、今はGOが個人的にはベターな気がするけど、その立ち位置でもSwiftが戦いたいなら、やはりコンカレンシーに関しても早めにきちんと取り組んでいく必要があるだろう。
パッケージマネージャーについても、最近の言語としては必須になっているので、その辺りまでサポートしてきたのはさすがというべきか。実際に使ってないので、この辺の機能については早めに一度使ってみたい。
汎用言語として、下位互換生の問題が解決(回避)する可能性もあり、XCodeとの関連性も今後気になる。
Android、App Streaming
インストールしなくても、サーバのサンドボックスを使って試しに使ってみるとという機能があるらしい。よく考えると、モバイルのそもそも論的な話もあるような気がするが、使い道によっては確かに有用かもしれない。
また、Webとの連携や、あまりユーザーデータ依存性が低いアプリなどは意味がありそう。
にしても、サーバでやっているのが、モバイルネイティブになって、またサーバ側になるという揺り戻しの一環に思える。。。
Android Studioも粛々とアップデートされているようで、ホットリロードのような機能に対応できるようで、アプリの再起動は確かにデバッグ時に結構面倒な時が多いので、Androidに限らずいろいろな場面で使いたい。単純にそのステート、例えばメモリ空間を保持していて再現するだけで、局所的なバグの検証には有益なはずだ。
ログインまわりの改良もされているらしいが、Androidはわからないが、iOSに限って言えば早くアプリでKeyチェーンの認証も使えるようにしてほしい。あとTouch IDも。
たぶん、機能にとしてはすでに使えると思うけど、各アプリの実装が全然対応されていないので、とても不便。セキュリティ的に問題があるというのはわかるが、Keyチェーンに任せるとパスワードを余計に覚えなくなるので、モバイルからだとパスワードの確認とかもしにくいし、どうにかしてほしい。
Aftershow 120: Cooperative Single-Tasking
コーディング
Write Code Every Dayの話。家族がいるとコーディング時間が減ることが多いが、毎日30分でもコーディングの時間をとることで、家族の理解が得られたり、切り替えてすぐにコーディングに取りかかれたり、他の時間でも頭の片隅で考える訓練になるというようなこと。
家族がいてコーディング時間が取れない(元々書いてたわけじゃないから減ったとは言いにくいけど)自分としては、少しでもこのエッセンスを取り入れられないかと考える。
どうしても毎日は厳しいと思ってしまうけど、2日に1日になるとそれだけで効果は半減だろうな。
とはいえ、gfxさんの言うように見るからにメリットが多いはずなので、少しでも毎日できるように環境や意識を高く持っていきたい。
電子書籍
gfxさんの出向先のマグネットという会社が、電子書籍のビジネスをやっているらしい。
個人的にももっと電子書籍は広まってほしいし、特に技術本が安く便利に、全部の本が使えるようになるといいなと思う。
iPad Proの話も出ていたけど、そこはあまり興味ないなぁ。
技術スタック、microservices
宮川さんのFastlyの話を少し。サーバのフロント側はRailsっぽいSinatraで、間がPerlで、内部がネイティブのCらしい。
複数の言語にまたがってやったりすると、確かにカオスになりがちだし、技術的負債が増えていくところは早くなってしまいがちだけど、そうなっていくのはある意味ビジネス的に拡大していっているという証拠かもしれない。
最後にdroid会議の宣伝を少しはさみつつ、Ruby Kaigi 2015の紹介も。