Udacityが素晴らしすぎる件
概要
みなさんは、Udacityというサイトを知っていますか?
私もあまり詳しくないけれど、Googleなどが協力して、Webでプログラミングやコンピュータサイエンスがタダで(重要)学べるサイトを作って、無料で公開しているようです。
Nanodegree(ナノ学位?)という単語を使っているけど、それを気にしなくても随時自分の好きなコースを選んで、コースの動画を見て学ぶことができます。
この手のサービスは星の数ほどあるので、初めはなんとなく眺めていたけど、徐々にこのサービスの素晴らしさがわかってきました。
これ最強なのでは?
特徴
特徴は大きくわけて3つあります。
- 専門性
- 多様性
- 利便性
専門性
まず、とにかく専門性の高いコースが多い。
他のサービスであれば、”HTML+CSSの基礎”的なコースがいくつもあるだけ、とか、ツールの使い方とか、ちょっと見るのはいいけど、歯応えがないというか、物足りない印象がありました。
しかし、Udacityは、基礎的な講座はもちろんのこと、Webの高速化技術や、GPLを使った並列プログラミングまで、専門性の高いコースが多く用意されていて、本当に1つ1つが重い!(いい意味で)
これはひとえに、GoogleやNVIDIAの社員が講師を務めているから。
1つ1つは数時間で終わらないくらい長いものだけど、それゆえにきちんと基本から専門的なことまできちんと体系だって勉強できる。これはきっと、社会に出てからなかなか得られる機会じゃない。
結局、新しい技術やフレームワークも、きちんとした基礎技術がなければ意味がないと思うことが、最近多いです。
コンピュータサイエンスだけでも、きちんともう一度学ぶことは、きっと長い目で見れば大きな財産になるような気がします。
多様性
コースが幅広いのも素晴らしい。
よくあるサービスは、Web系やモバイル系に偏っていることが多いけど、Udacityはそれだけじゃなさそう。
ソフトウェアのテストから、開発プロセス、あげくには物理学やら心理学まで、本当に大学か!?と思わせるラインナップ。
多様すぎてこなせる量ではないけれど、社会人大学院を調べたことのある自分にとっては、自分のペースで最新の技術を学びながら、さらに関連した基礎コースも受けられる、夢のようなサービスです。
学ぶ専門が決まっていれば多様性は必要ないかもしれないけど、Web1つとっても色々な側面での素養が求められる今だからこそ、広さと深さを身につけられるように努力していったほうがいいと思う。
利便性
いいコースと利便性は、車の両輪のようだ。
コースばかりよくても使いにくいと、なかなか学習ペースが上がらず、続けるのが難しい。
Udacityはモバイル版や、youtubeの動画など、使いやすくできていて素晴らしい。
まず、コースの動画はyoutubeに上がっているので、必要であれば(数は膨大だけど)倍速で見たり、日本語字幕(自動翻訳とか)をつけたり、意外にかゆいところに手がとどくようでいい。
また、試しに入れてみたモバイル版も、想像以上に便利でびっくり。
事前にコースの動画をダウンロードできて、連続再生できて、それだけで電車の中で見るには十分なのです。
ちょっと容量は必要だけど、携帯の電波じゃなかなか重くて大変だったので、こゆ機能が本当に嬉しいです。
注意
注意としてあげるなら、基本英語である、ということでしょうか。
上に書いた通り、youtubeの動画では、一部完全日本語で、残りは自動翻訳の日本語で見ることはできるけど、音声や出てくるスライドは全て英語。
とはいえ、TOEICが人生MAX600点の俺でも、英語は聴きやすいし、スライドも平易な単語なので、長時間でなければ全然支障がない。むしろ英語の勉強にもよいのでは!?と勘違いするほど。
あとは、ちょこちょこ小テストやら、クイズが出てきて、動画見ているだけだと寝てしまいそうになるときでも考えながら進められる反面、ながら見が難しいと思うときは確かにあります。
付け加えるなら、Googleが割と多くのコースをもっているからか、Pythonが多く出てくるので、Rubyばかり使ってる身としては覚えることが1.5倍になった気分。。。まぁ、それも勉強なのかなと。
最後に
いくつかやってみた範囲だと、コースもきちんと作りこまれていて、更新もきちんとされているし、(英語以外は)こんな素晴らしいサービスは他にない!ってくらい素晴らしいと思います。
Rebuild.fmで宮川さんが常々言っている、英語を使うことで得られる情報が大きく変わる、というのを本当に実感できて、嬉しいような複雑な気分になることもあります(苦笑
これだけ専門的で、多様性もあって、使いやすいサービスが、英語という条件だけで無料で使えるなんて、なんて素敵。
作ってくれている方に、本当に感謝です。
備考
一応、補足です。無料と言っていますが、正しくは無料の範囲でも十分使える、ということになります。
詳細は使っていないのでわかりませんが、コースの動画を見たりするのは無料ですが、実際にコースに参加して(半年とか)、チューターに質問したり、採点してもらったりすることのできる有料コースもあるようです。