ゼロから作るDeep Learning
GitHub - oreilly-japan/deep-learning-from-scratch: 『ゼロから作る Deep Learning』のリポジトリ
飛ぶように売れているというDeep Learning本を読んでみた。
Rebuild.fmでもnaoyaさんが絶賛していたけど、その前評判?を裏切らないわかりやすさ。
GitHubのリポジトリを見ながら少し写経とかして見たら、たちまちわかった気になれた(笑
難しい内容ではあったが、説明が丁寧でわかりやすいので、詰まることなく読めたので、好評なのも頷ける。
Python入門
インストール方法などを丁寧に解説。この辺が初心者向けっぽくてほのぼのしている感じ。
パーセプトロン
パーセプトロンの基本的な考え方の解説。確かに、画像処理のブロック図と似ているし、自分のバックグラウンドからするととてもわかりやすい。
ニューラルネットワーク
いよいよ、ニューラルネットワークの構築が始まる。多分、一番重要な章ではないか。ここを理解すれば、半分は理解できたと同じ。
ニューラルネットワークの登場人物の説明だけでなく、自分の書いたコードで、実際にMNISTを使って手書き文字の認識ができてしまうのが、地味に感動する。達成感大事。
ニューラルネットワークの学習
ニューラルネットワークを使って、どう学習していくかという基本的な考え方。その後の話につながるもう一つの柱。
勾配法とか、概念は分かっていたけど、改めて実装してみると、こちらもなんだか分かった気になってしまう。
誤差伝搬法
徐々に、どうやって効率的に学習を進めるかという現実的な話になる。
誤差伝搬法の考え方は、ちょっと難易度が上がる気がしたので、繰り返し読んでようやく概要がわかった気がする。
全体を通して、説明が丁寧で素晴らしい。特に数学的な説明を丁寧に行うので、それだけでも精神的に嬉しい。
学習に関するテクニック
いかに学習を早く終わらせるか、という課題の続き。いくつかの方法を提案。
だんだん、理論でスッキリ説明というよりも、実際に動かしてみるとうまくいく、的な話が増えてくる。おそらく内容が難しいので説明しきれないと思うので、その辺のさじ加減も筆者はよく考えていると思う。
畳み込みニューラルネットワーク
ニューラルネットワークと言っても、基本的には今までの考え方と同じだが、pythonのライブラリなどの話を交えつつ、畳み込み計算に持ち込むことでより高速に実行する話を加えてある。どこまでが汎用的(python以外でも同じ)で、どこからがpython独自の話なのか、ちょっとわかりにくかったような気がする。
ただ、事例はよくありそうな話だし、CNNの解説もわかりやすかったので、なんとか話についていくことができた。
ディープラーニング
hotな話題を、軽く流す。
歴史的な話や、今取り組まれている課題など、ディープラーニングにまつわる雑学をまとめた感じ。
ある種、エピローグ的で、おまけ的なので、気軽に読むことができた。
フロンターレ 2016年通信簿
今年も全選手の今年の通信簿を、自分なりにつけてみようと思います。
採点は5段階で、だいたいこんな感じ。
- 1点:ほとんど試合に出れず、チームに貢献できず
- 2点:出場もできたが、活躍したとは言い難い。
- 3点:期待通りの活躍はしたが、突出したものではなかった。
- 4点:期待以上の活躍をしてくれ、チームへの貢献度も高い。
- 5点:文句なしの活躍。これ以上を期待する方が酷というもの。
きっと、いろんな意見があってしかるべきだと思うので、コメントお待ちしています。
GK1 / チョン ソンリョン:4点
期待の代表クラス、即戦力GKの加入で、期待通りの実欲を遺憾無く発揮。今シーズンのチームの躍進はソンリョンが支えたと言っても良いだろう。スーパーセーブが多い、というわけではないが、さすがの安定感で最終ラインを含めて失点を大きく減らした功績は大きい。その存在の大きさは、彼が怪我をした時期とチームが調子を落とした時期がリンクしていることに現れている気がする。
DF2 / 登里享平:3点
怪我がちではあったが、出た時は安定のパフォーマンス。古株だけに頑張ってほしいところだが、もう一つ存在感を示すプレーをしてほしいところ。サイドバックの時ほど走力が生かせないチームスタイルもあるが、ドリブルかパスがもう一段階レベルアップすれば、代表が狙える位置にくるのではないか。
DF3 / 奈良竜樹:3点
序盤の快進撃を支えた間違いなく今シーズンの功労者。ただ、怪我が長引いてしまい、本当にもったいなく、またその後の戦いが厳しくなってしまった。出場した試合で見せる球際の強さや、ゴール前の危機察知能力はピカイチなので、きちんと怪我を治して、まずは万全で来シーズンに臨んでほしい。
DF4 / 井川祐輔:3点
怪我人続出で大変な時期に、きちんと仕事をしてくれた、もういつの間にか安定感のあるベテランの風格。最低限の仕事をしてくれたことは評価できるが、やはり個人的にはスタメン争いにもっと加わっている姿が見たかった。
MF5 / 谷口彰悟:4点
今年も一年間きちんと最終ラインで仕事をした職人。調子の上下は相変わらずで、不安定な試合もいくつかあったが、怪我人続出の最終ラインをきちんと年間守り通したことは素晴らしい。この調子で成長してくれることと、もう1ステップできれば、日本代表の常連が現実的になってくるのではないか。
MF6 / 田坂祐介:3点
怪我の影響もあって、前半はなかなか絡めなかったが、武岡くんが不在の中3バックの右にコンバートされると真価を発揮、最後まできちんと責務を全うした。来年を考えると、このまま守備の人として頑張るのか、もう一度攻撃の選手として挑戦するのか、タッピーの決断がとても興味がある。やっぱり見ている方としては、もう一度攻撃の選手として輝いてほしいものだけど。
MF7 / 橋本晃司:2点
2列目での出場はありつつも、本来橋本くんに期待しているものからしたら、やはり物足りない。特に、大島くん、けんご、ネットの2人が欠けた時に、ボランチの候補としてカウントしてもらえないのは、やはり力不足なのか、チームのスタイルに合っていないのか。昨年よりは良くなっている木がするので、もっとフィールドで躍動する姿が見たい。
DF8 / 小宮山尊信:2点
期待のコミであり、復活仕掛けた時期もあったが、怪我の影響で長期離脱もあり、今後の去就が不安な内容になってしまった。怪我をしたナビスコの新潟戦などはとても体が動けていて良かっただけに、怪我さえなければまた活躍できるのではと期待してしまう。あの鉄人と呼ばれたコミが怪我でほとんど出場できないとは、なんとも無念だ。
FW9 / 森本貴幸:2点
なかなかフィットできず、怪我もあり、期待通りの活躍とは言えなかった。それでも得点を決めるところはさすがだけど、ボールを納める動きとか、周囲の連携とか、動きの質を見ているとまだまだ不十分なのは否めない。来年は正念場になるだろう。
MF10 / 大島僚太:5点
10番を背負って、最初こそ気負いすぎていたが、オリンピックの年だったこともあり、徐々に実力を出し、球際やシュートの意識など弱点も克服し、日本代表に呼ばれても恥ずかしくない選手に成長した。怪我をしないこと、そしてチャンスがあれば海外に行くことも考えるだろう、来年はさらに飛躍の年にして欲しいと思うが、期待はどんどん高まって行くのが辛いところだ。
FW11 / 小林悠:5点
怪我をしなかったことが、何よりも良かったところだろう。怪我をしなければこれくらいの実力はあると思っていたが、連続ゴールの記録や、苦しいときのゴールなど、嘉人の存在感が霞んでしまうほど輝いていた一年だった。チャンピオンシップの怪我だけが悔やまれるが、自他共に認める看板選手になってしまって、入団当時を知っているサポーターとしては感無量だ。
FW13 / 大久保嘉人:4点
4年連続得点王にはならなかったが、チームの快進撃を支え続けた一年だった。ゴール数は少し物足りないが、その分悠や周りの選手を生かしたことは十分に評価できる。来年はFC東京で相対することになるが、一人の選手として、これからも活躍を期待したい。
MF14 / 中村憲剛:5点
言わずと知れたJリーグMVP。1stステージの正念場、Away福岡戦で、欠場した試合に限って勝ちきれないなど、随所随所で存在感を感じるシーズンになってしまった。今まで、2列目に上がった際にはあまり活躍できないことも多かったが、大島くんの成長と、ネットの発掘とでそれも解決。あとは怪我さえなければ、来年も活躍してくれるだろう。
MF15 / 原川力:1点
オリンピック予選で素晴らしい活躍をしたこともあり、サポーターの中では期待がすごく高かった原川くん。しかし終わってみればほとんど試合には絡むことができず、存在感0のシーズンだった。ボランチに怪我人が出ようと、2列目に怪我人が出ようと、とにかく出番が来なかったのは、それだけチームにフィットしていないということだろうか。来年レンタルということなので、心機一転レベルアップして帰ってきてほしい。
MF16 / 長谷川竜也:3点
新人とは思えないほど、ナビスコなどを通してあっという間にチームにフィットし、スタメン争いに加わってきた。特にその果敢なドリブルは、攻撃を得意とするチームの中でも光っていたし、今後をとても感じさせるものだった。怪我に悩まされたのが、ちょっとこれからが心配になってくる。
DF17 / 武岡優斗:3点
出場した試合では、今年も抜群の安定感、対人の強さを見せたが、怪我による離脱が長引き、ほとんど貢献できない時期が続いた。攻撃はともかく、守備に関しては安心の武岡くんだけに、早く戻ってきて、また右サイドに鍵をかけてほしい。
DF18 / エウシーニョ:4点
今年も素晴らしい攻撃力を見せつけてくれたエウソンだが、特にサイドバックを武岡くんやタッピーに任せることが多く、前目のポジションでプレーする時間が増えて、より心置き無く攻め込めたのではないだろうか。チームにもなくてはならない存在で、今後も末長くフロンターレにいて、あっとみんなを驚かせるプレーやゴールをお願いしたい。
MF19 / 森谷賢太郎:3点
森谷くんといえば浦和戦、浦和戦といえば森谷くん、という感じだったが、逆にそれ以外では存在感を示すことができなかった。それでも、ポリバレントなプレースタイルは健在で、怪我人が多かった今年も、何度となく森谷くんのマルチポジションに助けられたことか。願わくば、ドリブル、パス何でも良いので、1つ武器になるようなプレーを磨き、それを持ってスタメン争いに堂々と食い込んで行きたい。
DF20 / 車屋紳太郎:4点
年間通して左サイドに君臨し、攻撃、守備両方で着実な成長を見せたと思う。サイドバックは競争が激しいが、日本代表も見えてきたと思うし、彼であればそれを目標に頑張って欲しい。ゴールが少ないのが気になっていたが、ようやく1点取れたので、来年はシュートも打てる、より怖いプレイヤーに進化して欲しい。
MF21 / エドゥアルド ネット:4点
多分今年いちばんの掘り出し物。初めはフィットしなかったが、あっという間にチームの中心になり、以後チームに欠かせない存在になった。高い身長から空中戦はできるし、体も張れるので、バイタルエリアの防波堤として(けんごや大島くんが小さいので)獅子奮迅の働きをすることも多かった。また、侮れないのがネットから入る意表をつく縦パスで、これが攻撃のスイッチになることも多かった。CB上がりでボランチを目指す人は、まずはネットのプレーを研究するところから始めてはどうだろうか。
MF22 / 中野嘉大:2点
確かな技術とともに、今年も攻撃の切り札として使われることが多かったが、ゴールという結果はほとんど残せなかった。ドリブルやパスなどの技術が高いのは誰もが認めるので、あとはペナルティエリアでのシュート意識が改善されることだけだと思うのだが、なかなかそれが遠いようだ。来シーズンはレンタルということなので、ガムシャラにその辺のレベルアップがされれば、かなり楽しみな選手だと個人的には期待している。
DF23 / エドゥアルド:4点
途中から(開幕直後?)入ってきたと思ったら、あっという間にCBの重要なピースになった。奈良くんと同じで、とにかくゴール前で体が張れるし、あと一歩というところで足が伸びるので、エドゥのおかげで命拾いするシーンは数知れず。肩は心配だが、完全移籍ということで、実に頼もしい限り。
GK24 / 安藤駿介:1点
高木くんにも負けて、GKで4番手。ほとんど出番なし。ユース出身だし、頑張れとしか言えない。。。
MF25 / 狩野健太:2点
開幕戦でスタメンだったものの、その後あまり声がかからなくなってしまった。技術が高いのはわかるのだが、彼を選ぶストロングポイントがもう一声欠けていたような気がする。来シーズンは勝負の年になるだろう。
MF26 / 三好康児:3点
期待のシーズンであったが、まだまだ好不調の波が大きく、思ったように試合に絡めない日々が続いた。それでも着実に成長し、最後の方はずいぶん安心して試合で使ってもらえるようになったので、来シーズンが一番楽しみな選手なのではないか。ドリブルシュートだけでなく、周りを使ったプレーなど、状況判断も、試合を重ねるたびに良くなっているような気がする。
FW27 / 大塚翔平:3点
一瞬ブレイクしたが、好不調の波が大きいということか。足元の技術が高いのはわかるし、ゴール前の判断の正確さもあるので、もうちょっとプレー時間を延ばしたかった。守備の部分だったり、全体的なプレーの質が上がらないので、使う方としては使いにくいという部分があるのか。もうちょっとブレイクするかと思ったんだけど・・・
DF28 / 板倉滉:3点
何よりもサポーターが驚いたのは、その度胸。どんな試合でも物怖じせず、堂々とプレーし、空中戦などの守備だけでなく、ドリブルやパスなどの攻撃面でも、どんどん自分のプレーを出していく。まだ足りない部分はあるが、十分に戦力になるレベルになってきたし、伸びしろを考えると本当に楽しみ。
GK29 / 高木駿:2点
3番手だと思っていたら、あれよという間に出番があったのでびっくり。J2なら全然やれるということはすでに証明されているので、来季は移籍してしまうが、移籍先でも是非頑張って欲しい。
GK30 / 新井章太:3点
ソンリョンが抜群だったため出番なし。ただし、ソンリョンが不在の時はきちんと仕事を全うし、サポーターからの信頼はさらに高いものになった。ソンリョンとの差は技術的なことだけじゃなく、どうしても安心感というか、GKとしての存在感でやはり劣ってしまうのだろうか。他のチームにいけば正GKになれるかも知れないので去就が心配ではあるが、彼がベンチにいてくれることは、本当に頼もしい。今年もありがとう。
MF31 / 田中碧:1点
出場していないためコメントなし。来年に期待!
MF32 / デューク カルロス:1点
出場していないためコメントなし。来年に期待!
監督 / 風間八宏:4点
今年も調子を見極め、怪我人が多い中できちんと選手を使い分けて、快進撃を演出した。後半厳しい試合も多かったが、それでも大崩れしなかったのは、強いチームを作ってきたことが、ようやく花開いたということだろう。ここで退任とは本当に残念だが、タイトルが取れなくても、この限られた戦力の中では十分な成果を出してくれたのではないだろうか。
2017年
元旦から天皇杯決勝を見に行くという強行軍だったため、あまり新年という感じがしないけど、
とりあえず明けましておめでとうございます。
今年の抱負ということもないですが、昨年末に読んだ日本マイクロソフト会長の樋口さんの本が面白かったです。
僕が「プロ経営者」になれた理由 変革のリーダーは「情熱×戦略」
- 作者: 樋口泰行
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/12/15
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元々、就活の時に、こちらを読んで感動して以来、樋口さんの隠れファンでした。
- 作者: 樋口泰行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
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今年はもうちょっとブログを(特に技術系の話題)更新したいと思います。
メタプログラミングRuby パート1
Rubyを学習する上で、避けて通れないメタプログラミングRubyを読んでいる。
大事なことなので、メモを残しておこうと思う。
ちなみに、読むのは2回目だが、難しい内容が多くて、前回は半分くらいからおいてけぼりをくってしまったので、今回は改めてリベンジを。
第1章:頭文字M
ActivereRecordの例を用いて、メタプログラミングとはという定義を紹介する章。
class Movie < ActiveRecord::Base end movie = Movie.create movie.title = 'タイトル' movie.title #=> 'タイトル'
のように、定義されていないフィールドを動的に生成する。
第2章:オブジェクトモデル
オープンクラスと、オブジェクトの中身、そしてメソッド探索の方法だ。 この辺まではまだついていける。
と思ったら、オブジェクトのインスタンス変数やメソッドの格納方法を理解していないことに気づく。1回読んだくらいではなかなか頭に入らない。。。
考えれば当たり前ではあるが、インスタンス変数はオブジェクトに、メソッドはそのクラスに格納されている。
オブジェクトはクラスのインスタンスであるが、クラスはClassクラスのインスタンスである。つまり、クラス変数は、Classクラスのインスタンスという観点で考えれば、そのインスタンス変数に過ぎないということである。
また、ClassクラスはModuleクラスを継承しており、各クラスはObjectクラスを継承しているという関係を持っている。継承するということは、継承元のメソッドが使えるということだ。これは、継承元の、さらに継承元のメソッドも使えるということになる。
こう考えていくと、継承とインスタンス化の区別がややこしく思えてくる。
継承とは、メソッドが存在しない場合に探索をたどっていくパスである、これはわかりやすい。継承は続くよ、どこまでも。
インスタンス化とは、クラス変数やクラス(共通の)メソッドを格納している先だとも言えるし、複数のインスタンスをグルーピングした取りまとめ先がクラスとも言える。
この考え方を元にして、メソッドの探索が行われる。
メソッドの探索は、 ・オブジェクト自身が持つかどうか? ・オブジェクトのクラスが持つか? ・オブジェクトのクラスの継承元のクラスが持つか? ・オブジェクトのクラスの継承元のクラスの継承元のクラスが持つか? ・・・ とたどっていく。あら簡単。
だいたいこれで2章は終わりだが、途中でさらりとネームスペースのことが書かれている。
ライブラリを作ったり、ソースを読む上では、個人的にはこれが結構重要だと思う。
module MyNameSpace class MyClass end end
としておいて、MyNameSpace::MyClassでアクセスするのは割とよく使う。
第3章:メソッド
この辺から徐々に難解な話になってくるが、まだまだ私でも理解可能な範囲。
そもそも動的にメソッドを呼ぶだけであれば、obj.send(:method_name)を用いればよい。
sendメソッドは、かなりアルティメットウェポン的な感じで、privateだろうとなんだろうと、呼び出せてしまう。カプセル化もクソもあったものではない。(いやいい意味です、たぶん)
似たようなメソッドを用意する必要がある場合に、メソッドを動的に用意することでコードの重複を避けようという話。コピペの嵐になるよりは、スマートで、メンテナンスしやすくて、なによりもコードがかっこいい。
ここでは、メソッドを動的に定義する方法を2種類紹介している。
1.define_methodを利用する
あらかじめメソッド名がわかっていれば、文字列として保持しておき、define_methodで同じようなメソッドを動的に生成することが可能だ。
class MyClass define_method :method_name do |arg| # 2乗する関数 arg*arg end end
まぁ、スマートかどうかは微妙だが(よほど規則的で大量のメソッドがあれば別だけど)、define_methodの応用はもっと高度なところにあると思う。
実際にやっているかはわからないけど、たとえばDBなどの外部要因に応じてメソッドを用意しておくこともできるし、微妙に変えたメソッド、たとえばto_XXXのようなサポートメソッドなども簡単に作成できる。
2.method_missingを利用する
継承をたどっていき、メソッドがない場合には、対象オブジェクトのmethod_missingを呼び出すため、あらかじめmethod_missingを定義しておき、その中で引数に応じた処理を行う方法。
method_missingはtypoした時などに、発生しないとも限らないので、他のコードへの影響という意味では、ちょっと危険なにおいがする。個人的には。
転職サービス 放浪記
今後のキャリアに思うところがあって、いくつかの転職サイトに登録してみた。
あくまで1ユーザの印象でしかないけど、メモを兼ねて記録しておく。
- リクナビNEXT
- CodeIQ
- Wantedly
- Paiza
- 転職ドラフト
リクナビNEXT & リクルートエージェント
少し前になってしまうけど、今よりももっと真面目に考えていた時に、一度リクルートエージェントとあって話してみたりもしたけど、なんかあまりしっくりこなかった。
どこかに合格させようというのが強くて、個人の意思は表面的に流して、おすすめ(たぶん企業から強く依頼されている案件)をプッシュされた記憶が強い。
業界として少し異なるということもあり、待遇(特に給与とか)は下がって当たり前だから、そのつもりでと強く言われたけど、本当にそうだったんだろうか??
リクナビNEXTは、求人の数こそ多いものの、どうもノイズが多い気がして(とりあえず大量に流す本家リクナビのよう)、頭の中で自動フィルタリングされるようになってしまった。今でもメールは届くものの、中身を開くことはない。合掌。
CodeIQ
イベントに行ったり、サイトの雰囲気は好きなんだけど、届くスカウトメールはほぼチェーンメール。。。
スカウトと言うのだから、企業からのスカウトが来ると思いきや、別の転職エージェントから面接しませんか?というメッセージだけで、あれれ??となった。
CodeIQのインフラを使って、転職サービスの宣伝をしているつもりだろうけど、それで受け取ったメールで斡旋を依頼する人なんているのだろうか。。。
まぁ、あまりアクティブに活用してないから、余計なのかもしれないけど。
Wantedly
サイトもおしゃれで、気軽に遊びに行くという理念も好きで、割と初期の頃から登録している。
実際に、プロフィールを更新した直後はいくつかの企業から声をかけてもらって、実際に遊びに行ったりしたこともあった。
本当に遊びに行くだけでいいの?と申し訳ないなと思ってばかりだったが、とても興味深く、よい経験をさせてもらった。(そのサービスは今でも好きで、時々のぞいてます!)
求人のリストは、眺めていると楽しいけど、探そうとすると見にくいなと思うこともあり、そういう人向けではないんだろうなと思った。あと、中の人と話してみると、本当に転職サービスではなく、人と会社の交流を促進するサービスを作っているという志をもっていて嬉しかった反面、現実とはちょっと離れているのではと思った記憶もある。
個人的にはこういうコンセプトは好き(エンジニアはみんなそうだろう)なので、技術的にエッジな部分と、こういうカジュアルな部分とをいつまでも失わないでほしいな。
掲載されている企業は割とスタートアップが多い印象なので、ある程度大きい規模の会社を希望していると、Wantedlyを使うメリットは薄いかも。
ウォンテッドリーの有料プランを解約したいのに、たらい回されて約1ヶ月放置されている話|rocketstaff|note
一時期、企業から見た料金体系や、対応で物議を醸していたときもあったので、エンジニアにとってよいサービスでも、それが全てじゃないのかなとも思う。
Paiza
転職目的ではなく、単純に問題を解いてみたくなって登録してみた。
時間のかかる問題は解かないけど、ランクBにはなれたので、その辺からちょこちょこスカウトメールが来るようになった。
一度中の人から、突然メールが来て、転職の希望を教えてくださいといきなり言われたのにはびっくりして、かなりひいた。初対面のメールで、希望年収は?転職希望時期は?とかずけずけ聞かれるのって、普通の感覚でどうなんだろうか。(そして無視してごめんなさい)
ちょこちょこスカウトメールが来続けているけど、やはりランクが低いうちはそれなりの求人しか来なくて、ようやく最近読んでもいいかなと思うものがきた印象。
サイトの感じ、メールの頻度や内容など考えても、あまり悪い印象はなく、タイミングがきたらもうちょっと真剣にみてもいいかなと思える。ちょっと偉そうだけど。
あとは、オファーに対するカジュアル面接という機能が謎なんだけど、Wantedlyみたいに気軽に遊びに行くという感じにどうしても思えないので、返信する勇気がありません。興味はあるけど、あくまでも会社を見てみたいというところだけなんだよね。ごめんなさい。
転職ドラフト
先日派手に炎上していたので、思わず登録してみた。
サイトのコンセプトはとても共感が持てる。全てをオープンにすることが正義だとは思わないけど、採用ってあまりに企業が強くなりがちだから、公開することで得られるメリットは大きいと思う。それだけ優秀なエンジニアの需要があるから成り立つんだろうなとも思いつつ。
あと、登録すればオファーの内容(特に提示年収)が見れるということで、ゴッド級がどのくらいなのかという興味もあって登録してみた。(もちろんいいオファーがあれば考えたいし)
登録しようとするとすぐにわかる通り、レジュメの登録がとても大変で、量が多くて細かい。
これがある意味一見さんを弾くフィルターになっているのではと思うくらいで、かろうじて全部埋めて提出した。
が、あえなく却下。。。
経歴にもっと技術的な内容を記載してくださいという理由で、確かにその辺は自分も記載が下手だなと思っていたところ。
さらに、却下の通知メールとは別に、再審査のお願いという丁寧なメールがきて、事務局としても色々悩んだのですが・・・とフォローまで入っている。なにこのツンデレ(笑
自動なのか手動なのかわからないけど、落として上げるというか、レジュメ登録で挫折する人も少なからずいると思うし、こういう細かいフォローは印象を上げる気がする。
実際のドラフトはまだやっていないが、1回目よりも2回目の方が人数が多い反面、質(オファーの内容)も下がっているように見えるし、今回はより参加者も増えるだろうし、あまり期待せずに結果を待ちましょう。
あと細かいけど、レジュメを記載する欄に一言コメントが入っていて面白い。希望年収の欄なのに、自分の市場価値を知りたい場合はあえて空白にするという選択肢もあります、とさらりと言ってしまうあたり、ノリが軽くて好き。
全体的にノリが軽くて、炎上しても、個人的には親しみが湧いて好き。転職エージェントも、サイト運営者も、希望の採用担当も、みんな一人の人ですから。
(炎上した時に、素人が作ったサイトだから脇が甘いという指摘があったけど、それはその通りだけど、メリットとデメリットは表裏一体だと思う)